背中の症状について

2021.08.17 更新 カテゴリ:blog

<背中の症状でお困りのかた>

円背=猫背とは?

脊柱(背骨)は本来緩やかに頸椎(前弯)、胸椎(後弯)、腰椎(前弯)とS字のカーブを描いています。その背骨の胸椎部分が過度に円くなっている状態が『円背/猫背』と呼ばれる『脊柱後弯症』です。

【 原 因 】
○生まれつきのもの(先天性後弯症、発達障害)
○加齢によるもの(脊柱の変形、骨粗鬆症、など)
○日常生活における長時間の同一姿勢や姿勢不良からなるもの

【 症 状 】

デスクワーク等、前かがみの姿勢が続く方は胸部の筋肉(胸筋)が常に縮んだ状態になり、頭が常に背骨より前にある状態になります。

それに伴い、胸筋が付着している肩~腕が内側に巻き込まれます。そうなると常に体の前は縮んで反対に後ろ側は張りっ放しになってしまい前が縮むことにより、肺や胃を圧迫して呼吸が浅くなったり、逆流性食道炎などを引き起こす原因にもなります。

このような姿勢不良から前後の筋肉バランスが崩れ円背や亀背と呼ばれる姿勢になります。

また、加齢により椎間板が押しつぶされ脊柱の変形や圧迫骨折等で起こる場合もあります。

【 対 処・改 善 】

◎円背や亀背になってしまったら・・・

体の前後の筋肉の柔軟性を上げるようストレッチがまず大事になってきます。

特に肩甲骨を動かし、背骨に寄せる運動をすると胸筋が開きストレッチされます。

また、姿勢を保つ筋肉(脊柱起立筋)が硬い為、腰のストレッチをするのも背部がほぐれ易くなる手段です。

◎円背や亀背にならないように予防するには・・・

まずは日頃の姿勢を改善して下さい。椅子に浅く座り背もたれに寄りかかる姿勢は骨盤が倒れてしまいます。それに加えデスクワークやPC作業をされる際にキーボードを脇が開いた状態で打ったり画面に近づくように顔がどんどん前に出ると、背中が張りっ放しになり常に前かがみの姿勢になります。この姿勢は普段は楽に感じてやってしまいますが、長時間この姿勢を続けていると体にはかなりの負担がかかります。

椅子に深く腰掛け、骨盤が倒れない様にし、脇を閉めて腕を机に乗せ、頭が背骨の真上にくる様なイメージで顎を引いて下さい。

※上記のストレッチや運動をする際は、用量用法に注意して行わないと怪我の原因になってしまいます。
 スタッフまでご相談ください。

 

当院では、、、
まず日頃の姿勢を見直し、認識し改善することから始めます。

背中の硬くなっている筋肉をほぐし背骨のクッション性を上げるようストレッチや運動療法を加え、筋の柔軟性を上げていきます。

これらはほんの一部の紹介です。姿勢不良や円背、亀背等でお悩みの方は一度当院にご相談下さい。

お一人お一人のお身体に合った治療、アドバイスをさせて頂きます。

☆今までの姿勢では歳をとって見えていた方、本当の姿勢を取り戻して
若返ってみませんか?まだ間に合いますよ!☆

 

保険診療の方はお電話03-6658-5570でご予約ください