首の症状について

2021.08.13 更新 カテゴリ:blog

寝違え注意発令中!!

寝違え(俗称)=頚部捻挫・挫傷

よく耳にする寝違えですが、正しくは『頚部捻挫』と言います。寝起きに多いことから寝違えと言われてますが、日中普通に生活していても同様の症状が起きることもあります。

【 原 因 】

○枕の高さが自身の首に合っていない・・・・・(高すぎて筋肉が緊張している)
○首に負担をかけるような姿勢で寝ている・・・(お酒を飲んでソファーで寝てしまう時に多い)
○常に首~肩の筋肉が緊張している・・・・・・(デスクワーク等同一姿勢が多い生活)
○下向きの姿勢が多い・・・・・・・・・・・・(PC作業、スマホのやり過ぎ)


【 症 状 】

○酷い痛みの時は熱をもっています
○首の痛みを伴い動かせない
○腕を動かすと首が痛むetc

上記のような原因と症状を一般的に『寝違え』と言っています。症状は何もしなくても3日程で落ち着いてきますが、放っておくとまた近々同様の症状が起こりやすいです。

 

【 対 処・改 善 】
○首に熱をもっているようでしたら冷やしましょう。アイスノンや氷のうで患部を十分に冷やします。その後鎮痛消炎剤入りの湿布を貼ると効果的です。
○患部に熱をもっていない場合でも奥で炎症が起きている場合がありますので、温めることはしないで下さい。
○無理に首を回したり、自身で揉むのは避けて下さい。炎症が強まる恐れがあります。

※上記の事に注意し、しっかり処置をご希望の方は整骨院へ、レントゲン撮影や痛み止め等の処方をご希望の方は整形外科で早めの受診をお薦めします。

 

 

当院では、、、

▶急性期・・・・
保険診療で対応できます。詳しく症状を確認した後に安静を保つ為に必要な処置(キネシオテープ、他固定など)を行っていきます。

▶▶回復期・・・
症状が落ち着いてきたら首から背中の筋肉をほぐして緩めます。『寝違え』は背中の筋肉が硬くなって起きることが多いため、どこが原因かを追究し今後の予防法の指導・ストレッチ・運動療法を加え症状の改善と再発を防ぐお手伝いをさせていただきます。

▶▶▶予防期・・
首~肩甲骨周りの筋肉が凝り固まり、柔軟性が失われた状態が続くと筋肉や関節は傷んでしまいます。柔軟性をより維持するために正しい位置でのストレッチ・筋肉トレーニングを行い、その上で『正しい姿勢』をお伝えいたします。
当院では皆様の体の現状を把握した上で、最適なトレーニングやストレッチ等をご提案し個々の目標に向かってサポートさせていただきます。

注意 間違えないようにしましょう!!
【痛みが無くなった!は治ったことにはなりません】
再発を防止できるかは痛めた時にしっかり治療したか否かによって違いが出ます。

☆寝違い知らずの体づくりを当院で一緒にしていきましょう☆

 

・首の辛い方へ・

よく『枕やベッドがあわなくて・・・』
と言う声が聞こえてきますが、実際にはどうなんでしょうか?

元々、身体は順応性が高いので本来の柔軟性があればある程度は問題なく適応出来るはず?
なのに・・・何故?
それは、今の身体が硬すぎて適応しきれていないからではないでしょうか?

例えば・・・

筋肉が普段から緊張し過ぎている方(頭が前方へ傾いている方)
●前方の筋肉は常に頭が前に傾いている為、絶えず縮む傾向にあります。
       ↓ ↓ ↓
この時に胸や腕の筋肉も影響を受けてしまいます
       ↓ ↓ ↓
結果、胸は広がらず呼吸は浅くなり、首の前方に筋肉が発達し顎のラインもスッキリしない
横から見ると明らかに姿勢は悪くなっています。

[左右どちらか隣の方を見てください、もしかすると隣の方も同じ姿勢じゃありませんか?]

●逆に後方の筋肉は、重い頭を絶えず後ろに戻そうと一生懸命働いています。
       ↓ ↓ ↓
その結果、首から肩の筋肉も引き上げられてしまいます(= 肩コリ ・ いかり肩 ・ 首が短いなど)
       ↓ ↓ ↓
背中までその緊張が続いてしまうと寝違えが高確率で発症してしまいます。

●このような状態が続く事で、最初は筋肉の疲労だけだったものが次第に首の関節まで動かさない状態

へ移行していきます。

          ↓ ↓ ↓

頭痛・吐き気・手のしびれ・手先が冷たいなどの諸症状が発生していきます。
頸椎ヘルニアや頚肩腕症候群・胸郭出口症候群(肋鎖症候群・過外転症候群・斜角筋症候群)
等の症状へ移行していきます。

それではどうしたらよいのでしょうか?難しい事をしようと思わずに、もっと単純に考えて下さい!

①まず、鏡の前で 眼を閉じてご自分でまっすぐだと思うところで眼を開けて下さい。
⇒このとき、あなたの頭はどちらに倒れているか?確認してください

②次に、倒れない方向へゆっくり倒して下さい。これでもうストレッチになっています。
⇒目安として、『10~15秒』 を 『5~10回程度』 ★まずは、出来る秒数と回数から!  

③そして仕上げに、倒れない方向にゆっくり倒れるところまで倒してから、
倒している側と反対側に手を置き、
手を置いてある側へ頭を 『グゥッ!』 と押して『スゥッ~』と力を抜くトレーニングをして下さい。

『 1回目は1秒 → 2回目は2秒 → 3回目は3秒 ・・・』 
と言うように最高で 『5回』 までを頑張ってこなして下さい。

これで、《 寝違え 肩コリ 頭痛 枕が合わない 》などの諸症状の予防が出来ると思いますよ

まずはこれ!!【 ストレッチ+適度な運動 】
ご自分の身体が理解出来てくる( =アスリートになる )と予防がしやすくなりますよ

 

 



 

・本当は怖い!!ストレートネックの本性・

ストレートネックは、頚椎の解剖学的前弯角度が30度首の状態を言いますが、30度と伝えても分りにくいと思います。
最近テレビや本などでストレートネックが注目されている背景には、電子機器(スマートフォンやコンピューター)の普及や長時間の使用が大きく関わっています。

例えば・・・

①電車の中や歩行中、真下を向きながら電子機器を操作している方
②猫背の状態で長時間デスクに座っている方など、その姿勢が『現在のストレートネック』になってしまう大きな原因の一つです。

 

脊柱(背骨)は、本来緩やかに頚椎(前弯)、胸椎(後湾)、腰椎(前弯)とSカーブを描いていますが、その何処か一部でも逆もしくは過剰な湾曲をしてしまうと、ストレートネックになってしまう可能性があります今回は上半身(首・肩・背中)を中心にお話します。

 

≪発生機序≫

・首(頚椎)のパターン<全ストレート型>

意外かもしれませんが、姿勢改善を意識している方に多いパターンです。テレビ番組や本などでよく猫背を治す為に「胸を張って、顎を引く』と言っていますが、それだけを意識してしまうと、頚椎が逆カーブ様になり自然な頚椎のカーブが失われ、1本の棒のようなストレートネックになります。

・猫背のパターン<下部ストレート型>

最もストレートネックになりやすい一般的な原因です。猫背(不良姿勢)の方の姿勢は背中が丸くなり、胸筋によって肩が内包に引き込んでしまい、顎先から頭が落ち込んでしまう。一見「<の字型」のような姿勢に見えますが長時間続くと、頚椎の下部はストレートネックになり、中間部分は鋭角に方向を変えてしまいます。この姿勢に覚えがある方は、ネアンデルタール人のように見られているかもしれませんよ?

・その他のパターン

腰(骨盤周り)・・・骨盤や股関節の歪みがある方
足首・・・外反母趾、偏平足、測定筋膜炎、浮指の方

≪症  状≫
  首肩の筋緊張や頚椎の狭窄による神経の圧迫で、頭痛(緊張性頭痛)や手指のシビレ自律神経失調症による、めまいや吐き気が起こることがあります。
頚椎の変形を引き起こしやすくなり、神経根を圧迫し、しびれを誘発します。

筋肉の状態や体のバランスを元に戻すことにより改善されることが多いです。

≪予 備≫

★仕事や家事で同じ姿勢をしていることが多い方、ちょっと一息!

ストレッチをして辛さ解消しましょう。

首のストレッチ前後左右と斜め前、斜め後ろに首を倒し、筋肉が伸びている感じがした所で5秒間キープ。

※チェックポイント!この時、「0ポジション」体の正しい位置を作ってから始めましょう!

肩のストレッチ・・・手を組み頭の上で背を伸ばす。後ろで手を組み、首を返し胸を開くようにグッと後ろへ引く。

※チェックポイント!この時、腰が反ってしまうと効果が半減してしまう為、必ずおへそをへこましながら行ってくださいね。

 

保険診療の方はお電話03-6658-5570でご予約ください