腰の症状について

2021.08.06 更新 カテゴリ:blog

『腰痛』について意識してみませんか?
『腰痛』と言っても、さまざまな原因から起きています。
ですが、皆さんのちょっとした意識の仕方で普段の生活でも十分予防ができます。

≪ 原 因 ≫
○腰椎下部に力学的な負担が生じて起こる(関節痛)
○腰椎を支える腰筋が持続・反復した機械的刺激により起こる(筋肉)
○内蔵疾患に伴い起こる(内蔵)
○心因性・ストレスにより起こる(精神)
と言うように、さまざまな原因で起きていることから『腰痛症』として括られます。

【 チェック&お試しください 】
例えば、デスクワークの方ですと・・・

まず仕事での姿勢ですが、どの様に座っているか見直してみて下さい。
仕事中、机にどの様に向いて座っていますか?

◇机に対して正面に座っていますか。
 正面を向いて座っている方で、『腰痛』を抱えていらっしゃる方は椅子に深く座っていらっしゃいますか?

⇒椅子の前の方に浅く座ってはいないでしょうか?もしそうだとしたら椅子に深く座って頂き、できれば足元にタウンページ2冊分ぐらいの高さ
 の物に両足を乗せて頂きたいと思います。
 ※股関節より膝の位置が少し高いぐらいの所がベストです。
 そうするだけで骨盤が立ち、正しい位置へと戻るはずです。(ちょっと試してみて下さい)

◆もともと骨盤が前に傾いている方は、腰椎(腰の背骨)が弓なりに反っている方が多いです。股関節も軽く曲げている状態になっています。
 この様な姿勢ですと、お腹を前に突き出して歩いています。特に女性の方は、下腹部(へその下)が“ポッコリ”出てしまいます。
 お尻は一見ヒップアップしているかの様ですが、実はそうではなくてただ骨盤が前に傾いている状態だけだったりするのです。

 ≪対 処・改 善 ≫
○まずは、ご自分のお体を確認することです。
 上記に書いてあるようなことを一度試してみてください。それでもよく解らない場合は直接確認しに来てみてください。
○ゆっくりとしたストレッチ・軽めの運動(ラヂオ体操など)
○マッサージ・ヨガ・ストレッチ
○体全体が少し動くようになってから、軽めの筋肉トレーニングから始め、徐々に負荷を上げていく。
 ※決してすぐにきつめの運動はしないようにして下さい。
○ベースの筋力が全身に付いてきたら、そこからインナーマッスルトレーニングへ移行していきます。

☆すべては腰から始まる!!そろそろ腰痛と、さよならしてみませんか?☆

 

 



誰にでも起こりうるぎっくり腰の正体!!

 

多くの方が過去に一度は経験しているのでは?と言うくらいよく『ギックリ腰』と言う言葉を頻繁に耳にし、一般的に浸透している言葉ですが正しくは「急性腰痛」と言います。

≪ 原 因 ≫

○腰を支点に体を動かす・・・・・・・・・・・・(物を持ち上げる、靴下を立ったまま履く等)

○常に背部~腰部の筋肉が緊張している・・・・・(長時間同一姿勢での生活)

○くしゃみ、咳・・・・・・・・・・・・・・・・(一瞬にして体に力過剰にかかる)

≪ 症 状 ≫

○酷い痛みの時は熱ももっています。

○腰が痛みを伴い動くことができない

○お腹に力が入りにくい等

上記のような原因と症状を一般的に『ギックリ腰』と言っています。原因は様々ですが常日頃、背中・腰・臀部・大腿の筋肉が硬まっていたところにちょっとした負荷がかかり急に過緊張を起こしてしますのです。

ぎっくり腰の正体は関節・靭帯の痛み(捻挫)筋肉の痛み(挫傷)なのです。

≪ 対 処・改 善 ≫

○腰に熱をもっているようなら冷やしましょう。アイスノンや氷のうで患部を十分に冷やします。目安は15分程度で凍傷に気を付けて下さい。その後鎮痛消炎剤入りの湿布を貼ると効果的です。

○患部に熱を感じなくても奥で炎症が起きている場合がありますので、温めることは避けて下さい。

○無理にストレッチ等を行うことは避けて下さい。炎症が強まる恐れがあります。

※上記の事に注意し、しっかりした処置をご希望の方は整骨院、レントゲン撮影や痛み止めの処方をご希望の方は整形外科で早めの受診をお薦めします。

当院では・・・

急性期・・・・・保険診療で対応できます。詳しく症状を確認した後に安静を保つ為に必要な処置(キネシオテープ・サラシ・他固定)を行っていきます。

回復期・・・・・症状が落ち着いたら筋肉をほぐして緩めます。原因を追究し今後の予防法の指導ストレッチ運動療法を加え症状の改善と簡単な筋トレや体の使い方をお伝えさせて頂きます。

≪ 注 意 ≫

酷い痛みであっても3日間程安静にしていれば徐々に痛みは軽減してきますが、腰の筋肉の緊張は残ってしまいます。それを放置しておくとまた近々『ギックリ腰』を定期的に繰り返す恐れがあります。

再発を防止するには痛めた後に治療をされたか放置してしまったかで大きな差が出ます。

☆ギックリ腰とは無縁になれる様な体づくりを一緒にしていきましょう☆

 

 



 

その腰の痛み・・・もしかしたらヘルニアかも?

ヘルニアと聞くととても重傷なもののように感じ、手術をしなければ治らないと思ってしまうかもしれません。しかし、まずご自分の身体の状態を知り、正しく使うことによって症状を改善させ、ヘルニアと上手に付き合っていく事は可能です。当院は全力でサポートさせて頂きます。少しでも疑問に感じることがあればいつでもご相談ください。

皆さんがいつも悩んでいる腰痛。理由は様々ですが、その中でも『腰椎椎間板ヘルニア』のお話です。

背骨の下方にある『腰椎』は5個からなり、上半身を支える背骨の中でも最も大きな負担がかかるところです。
同時に可動性も大きいため、腰椎の間にあるクッションの役割をしている椎間板に障害を起こしやすい場所です。
『椎間板ヘルニア』とは、負担が掛かりすぎることにより椎間板に亀裂が入り、内部の髄核といわれる
芯のようなのもが外へ脱出してしまい、それが神経組織を圧迫した状態の事です。
※【ヘルニア】:ラテン語で、脱出・突出するという意味。 他、鼡径ヘルニア(脱腸)・頸椎ヘルニアなど

【 症 状 】
▽強い腰痛
▽臀部や脚への痛み・シビレ
▽脚が上がりにくい
▽感覚が鈍い etc.

★最初は腰痛から始まり、次第に臀部や脚にシビレが出現します。ひどい場合は立つことも困難な状態になることもあります。
★最近つまづきやすい・脚が思っているより上がっていない等の症状がある場合は、軽いヘルニアになっている可能性もあるので要注意です。

【 原 因 】
○ぎっくり腰が起こった時
○重労働
○長時間の同一姿勢(デスクワーク等)
○激しいスポーツ
○喫煙  etc.

ぎっくり腰を起こした時、急激に椎間板に捻れや圧迫が掛かったり、デスクワーク等で長時間同じ姿勢が続く時も、実は椎間板に負担がかかっているのです。
周囲の筋肉が過度に緊張したり、あるいは筋力が低下してしまうことで、身体のバランスが崩れ、関節が固くなり、クッションである椎間板にダメージが加わります。
特に腹筋の筋力低下・骨盤・股関節の動きが悪くなることで負担はより大きくなります。

【 改 善・予 防 】

急性期ではコルセット等で安静にして、腰に負担がかからないようにしてください。
慢性的な痛み・シビレがある場合は、周囲の筋肉の緊張を取り除き、必要な筋肉を付けることで
これらの症状を改善することができます。さらに温めることで血行を良くして症状を和らげられます。
場合によっては医師に手術を進められることもあります。しかし、たとえ手術をして神経の圧迫を取り除いたとしてもそれまでと変わらず同じような身体の使い方をしてしまえば、また再発してしまう可能性もあります。

☆重要なのは緊張の強い筋肉は柔軟性を上げ、必要な筋肉をつけて、正しい姿勢で身体を使う事です。

 そうすれば手術をしなくても症状を改善させることは十分可能です☆

当院では・・・
症状に応じて元になる原因を探り、関連した筋肉をほぐして緩め、固まっている深層筋をストレッチで伸ばしていきす。
運動療法等で関節の可動域を広げることで、更に身体の末端まで血流を良くします。
普段忙しくなかなか身体のケアが出来ない方には、簡単なストレッチや体操、筋トレ、日常の姿勢や身体の使い方、予防法等をお伝えいたします。

ヘルニアと聞くと、とても重傷に感じ手術をしなければ治らないと思ってしまうかもしれません。

まずご自分の身体の状態を知り、正しく使うことによって症状を改善させていくこと。当院は全力でサポートさせて頂きます。少しでも疑問に感じるこがあればいつでもご相談ください。

 

 



・脊柱管狭窄症(腰部脊柱管狭窄症)・

脊柱管狭窄症とは、脊柱管には、脊髄・馬尾神経が通っています。

腰部の脊柱管が、何らかの原因(スポーツや日常生活)で狭くなり、

脊柱管の中にある神経が圧迫され、痛みや痺れを誘発されます。

一般的には50~70歳代が多く発症する傾向ですが、若年層でもたびたび診うけられます。

また、脊柱管狭窄症での特徴的な症状は、間欠性跛行です。

間欠性跛行とはしばらく歩くとだんだんと下肢(足)が痺れたり重くなったりして歩くことが困難になります。しかし腰を掛けたり屈めたりすると症状が緩和します。

脊柱管狭窄症では、タイプが3タイプあります。

【神経根タイプ】

左右のどちらかの神経根が圧迫されると、圧迫された側に、腰から下肢にかけて痺れや痛みが発生します。

【馬尾神経タイプ】
馬尾神経が圧迫されると下肢の痺れや脱力感、
 便尿が出ない我慢できないなどの『排出障害』が起こったりと
神経根タイプより症状が重いタイプです

【混合タイプ】
上記の2タイプの症状が合わさります。比較的に稀ですが
症状はかなり重たいです。

 

 



坐骨神経痛とは?

≪原因について≫
坐骨神経は、お尻(臀部)の筋肉(梨状筋)から太もも裏(大腿後面)の真ん中を下り、
ひざ裏で2本の神経に分かれます。
(総腓骨神経、脛骨神経)
長時間のデスクワークや同じ姿勢が続くと、梨状筋や大腿後面の緊張が強まり、
大腿後面~足先にかけて痛みやシビレを引き起こします

≪ 症 状 ≫
主な症状では、大腿後面~足先のシビレ、腰痛(特に下部腰椎)
他に、『脚が上がらない』『冷えや引きつり感』
ひどい場合は歩行困難


≪ 治療方法 ≫
急性期:
安静を保つために、過度な運動を控える。また患部の血行を保つために、マッサージなどで、冷やさず温める。
回復期:
腰~臀部(下肢)の柔軟性及び機能回復の為、
リハビリや関節運動


≪予防について≫
腰~下肢の柔軟性を保つためには適度な運動(歩行)やストレッチが必要です。
適度な運動を行う上で捻る動きがあるとGoodです!!
捻る動きには内・外腹斜筋(わき腹)や内臓に近い腹横筋が使われます。

 

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