2021.08.05 更新 カテゴリ:blog
≪ 原 因 ≫
◆デスクに腕を置く姿勢、肘を曲げているだけで二の腕の筋肉は緊張しています。(上腕二頭筋など)
◆キーボードを打つ動作、指を動かす動作で前腕の筋肉はかなり使っています。(前腕の屈筋群など)
◆重い荷物(PCの入った鞄など)を持って移動していると、前腕の屈筋群が収縮したままになります。
◆肘を直角に曲げて荷物を持つと、上腕二頭筋が収縮したままになります。(女性に多いです)
◆ゴルフやテニスなど、握りながら腕を振ると筋肉を緊張させながら更に伸ばしています。
☆★☆ これらの姿勢は、常に腕を内側に捻って使用していることになります。☆★☆
この姿勢が続くと
⇩
脇が開く姿勢になり = 腕が内側に捻れます
⇩
肩に持続して力が入る = 肩が挙がります
⇩
肩が体幹より前に出る = 首が前に出ます
⇩
そして、猫背姿勢が出来上がります!!
さらに姿勢が悪く続くことで、腕の疲れや肩こりが悪化していきます。
≪ 症 状 ≫
○肩こり、頭痛
○冷え、顔や手指のむくみ
○頸椎症、胸郭出口症候群(腕・胸・背中に痛みや、シビレ・麻痺)
○握力低下
これらは腕のこりがひどくなることによって姿勢が悪くなり、肩と頭が前に出る姿勢から引き起こされる症状です。筋トレ等で筋肉を強く緊張させれば疲労や筋肉痛で自覚しますが、『腕肩こり』は皆さん自覚がありません。何故なら通常のデスクワークでは筋肉の緊張が弱いからです。
しかし、弱い緊張も長時間持続反復させることによって筋トレ同等、もしくはそれ以上の疲労が蓄積されるのです。自覚が出る頃には相当の『腕肩こり』になっています!!
≪ 改善・予防 ≫
日常生活では、腕を体幹より前に出して使うことが圧倒的に多い為、伸ばす筋肉より曲げる筋肉が凝ってしまいます。二の腕で言えば力こぶを作る上腕二頭筋、前腕で言えば握る時に力が入る屈筋群と呼ばれるところが疲労します。それらを中心としてストレッチを行った方が良いでしょう。
★少し簡単なテストをしてみましょう!!
・座っている状態でも、立っている状態でもかまいませんので、腕を肩の位置に水平にして下さい。
その状態で1分もしないうちに肩から二の腕が疲れてしまう方は、かなりの『腕肩こり』だと思われます。
1分~3分ぐらいの間で疲れてしまう方も、肩こりだと思われます。
このテストで、すぐに疲れてしまった方やそうでもなかった方もプチエクササイズしてみましょう!
★それでは!プチエクササイズです!!
・肘を伸ばした状態から手首を甲側に反らし、体の前方もしくは横へ水平に伸ばします。
手の掌を正面に、手の指は下方へ向けます。 ⇒ これは腕の内側を伸ばします。
・同様に手首を手の掌側に反らし、体の前方もしくは横へ水平に伸ばします。
この時、拳を軽く握ると効果抜群です。 ⇒ これは腕の外側を伸ばします。
・前習いの姿勢から、肘を伸ばしたまま腕を水平に大きく広げ、胸を開くように少し後方へ広げます。
この時、肩甲骨を寄せる様に意識してください。 ⇒ これは胸筋・上腕二頭筋を伸ばします。
・ラジオ体操の深呼吸を思い出して下さい。手を大きく開いてゆっくり深呼吸をします。
当院では・・・
患者さんの普段の姿勢を確認し、本来の正しいポジションへ導けるよう筋肉をほぐし、
ストレッチや運動療法を加えながら深層部の筋肉にアプローチさせていただきます。
普段、腕の疲れを感じてる方や『腕肩こり』は感じてないが興味のある方は、
是非一度ご来院ご相談ください。
☆ 首は長くなると、身長が高く見えます。☆
★ 肩甲骨が寄ると、胸が上がります。 ★
◇ 二の腕は、外側に捻れると細くなります。◇
へバーデン結節とは、指の第一関節の背側(爪側)にできる骨の変形からなるふくらみです。(変形性関節症)
中高年、更年期過ぎの女性に多く、男性の10倍の発症率と言われてます。
≪ 症 状 ≫
第一関節が腫れ、曲がってしまい痛みが出ます。つまむ動作や力が入りにくい症状がでます。また、左右対称に出現し関節周囲にガングリオンができることもあり、レントゲンでは関節の間が狭窄していたり、場合によっては、骨棘といって骨が棘の様に変形します。
関節リウマチと似ておりますが、第一関節のみに腫れや痛みの場合はへバーデン結節の可能性が高いです。
≪ 原 因 ≫
加齢によるものや手指の使い過ぎ、女性ホルモンが関係してきます。また、姿勢の悪さや、体からの歪みからくるものとも言われてます。
≪ 治 療 ≫
急性期:腫れがひどく熱を帯びてる状態であれば、患部に冷却が必要です(アイシング)
改善期:血行を良くし、周りの筋肉の緊張を取り除きます。(指の筋肉は肘周りにあります)
関節の動きを良くするために関節運動(リハビリ)を行い、上肢全体の筋肉の動きを良くすることがポイントです!!
≪ 原 因 ≫
手指や腕を長時間、酷使することにより発症します。
(関節の使い過ぎで腱が炎症を起こします)
・パソコンを一日中扱う。(キーボード操作など)
・赤ちゃんを抱っこする。
・指先に力を入れた状態が続く。(楽器演奏など)
≪ 症 状 ≫
手指や腕が動きにくくなったり(だるい)
痺れや 腫れたりします。
特に多く見られる症状は、
指の関節を曲げ伸ばしした際に、
痛みやカクカクとした音を感じます。
≪ 治 療 ≫
急性期:炎症を除去するために、
固定を施し、動きを制限(テープや包帯)
回復期:筋や腱の柔軟性を向上させる為の温熱や
関節運動(ストレッチ等)
≪ 予 防 ≫
・必ず休止 :長時間の動作業にならない様に、
小休憩をする。
・ストレッチ:長時間、手指や腕を使ったら、
必ずストレッチをしましょう!!
・患部を冷やす:腱鞘炎で重要なのは、
炎症を早急に取り除くことです。