2021.08.05 更新 カテゴリ:blog
大半の方が耳にした事がある『四十肩』
『四十肩』・『五十肩』と言っていますがこれは俗称で、傷病名は『肩関節周囲炎』といいます。
①大きく分けて「腱板」と「上腕二頭筋長頭腱」部とあり、主に長期間(長時間)の使い過ぎ・使わな過ぎ・反復運動など
筋肉や腱などの柔軟(伸縮)性減少・萎縮・組織上の変性⇒ ≪ 退行性変化 ≫が起きてきます。
※退行性変化とは、加齢等による組織の恑弱化と、肩関節の運動や腱の肥厚などから摩擦が起きて『腱炎』を発症する。
もしくは、腱板などの『石灰化』=こちらの方がやっかいです!レントゲンにも写ります。
②次に関節を取り囲んでいる関節包に炎症が起き始めると、痛みも強くなり関節の可動域(動く範囲)も減少していきます。
③最終的には、炎症により組織が癒着していき回復までに数か月~数年かかることもあります。(個人差はあります)
①患部の痛み
>>肩関節の前方(特に多い)・側方・後方・全周にわたり発生。
⇒さらに症状が重い方は、
肩から肘までの痛み( 放散痛 )
夜中に痛くて眠れない( 夜間痛 )※夜中、ズキズキと関節の中が疼く様な痛み
②運動制限
>>主に肩関節全方向への運動制限が著しい
髪を結ぶ動作(結髪)や帯を結ぶ動作(結帯)で痛む
腕を上げたり、斜め(後上方)への動作で痛みが強く発生
③神経症状
>>筋肉の萎縮・圧迫などによる神経・血行障害
頚部(首)にかけてや肩~腕にかけての神経痛や痺れ
≪主な改善方法≫
①関節の運動
急激な運動に関節はついていきません、最初は小さな運動を繰り返していき、徐々に大きな運動へと変えていきます。
②関節を温める
安静にしていてもズキズキしている場合は、最初のうち冷やして下さい。長い間(期間)冷やしてしまうと硬くなることもあります。
お風呂やカイロで温めたり、サポーターで保温したりして冷やさないようにして下さい。
③各種マッサージや鍼灸も効果的です!!
≪ 概 要 ≫
肩の深部にある回旋腱板(肩を動かす際に使う筋肉)という腱性組織の損傷で、この腱板が上肢(腕)を上げたりした際に、骨と骨の間で挟まれ、
炎症を起こします。
構成される筋肉は、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋です。
≪ 原 因 ≫
日常生活動作の中で、加齢とともに腱板が弱くなったり、
肩の使い過ぎ(ピッチング動作)があります。
また肩を強く強打した際(転倒など)、腱板が痛み切れてしまうことがあります
≪ 症 状 ≫
初期では、炎症が起こり(熱をおびたり腫れたりする)
腕を上げることが困難。また転倒などで腱板が切れた場合は腕を真横に
上げてることができない。しばしば夜に痛み(夜間痛)損傷した肩を下にして寝れない。
≪ 治 療 ≫
急性期:炎症を取り除くため患部を冷却し、動かさないように固定します。
(包帯固定やテーピング固定)
回復期:肩関節の柔軟性及び機能回復の為、マッサージやリハビリ(関節運動)